「え!?だって恭介君はここに住んでるって───」

「いません!!恭介はこの家ではありません!!」


「でも───」


「おい、そこまでにしろ!」

優人の話を止めたのは福田だった。


「なんでお前にそんなことを言われなければならないんだよ!!なぁ恭介の母ちゃん、恭介はどこ行ったんだよ」


「おい、やめろって言ってんだよ。いったん冷静になれ!」


「冷静になれるかよ!!友達がいないんだぞ!」