優人の父は、普通のサラリーマンだった。 会社ではよく働くと、評判が良かった。 もう少ししたら位が上がると聞いたこともあった。 優人にとっては、誇れる父だった。 だがある日、口癖が裏目に出た。 儲け話に手を出してしまった。 確かに話はよく聞いていた。 ただ疑うことをしなかった。 結局、そんな儲け話はあるわけがなく多額の金をつぎ込んだ父は借金をした。 額は聞いていなかったが、その借金を肩代わりに父は自殺した。 それからは、どん底の生活が待っていた。