「どこに照れる要素があったんだよ!?」


勘違いをしている美香に思わずツッコミをいれてしまった福田だった。


優人達が自分のクラスに行くとたくさんの新入生が新しい制服を着ていた。


「良かったぁ。○○も受かってたんだね」


「あれ?あいついねえじゃん。あんなに余裕って行ってたのに落ちてるとはな」


「おい、お前ジュース買ってきてくれね?」



友達と喜んでいる者もいれば、いない者を馬鹿にする者、弱者を見つけて手下にさせる者。


どれも普通の高校と変わらない。


ごく普通の高校生活。


例え他人の体でも、自分の行きたかった高校だ。

少しずつだが元気が出てきた優人だった。