「憂美が死んだのか?うそ……だろ……」


恭介は持っていたカバンを落とした。


その音で男がこちらに気づいた。


「だれか……そこにいるのか?救急車を呼んでくれ!頼む。助けてくれ!!」



恭介は我に戻る。


そしてカバンを持って動き出した。



男がいる場所とは別の道へ。