また、憂美を護れないかもしれない。



優人の頭はあの日から悪循環に陥っていた。



恭介の三回忌の墓参りに優人と憂美が行った時に突然、憂美が話しかけてきた。


「ね、ねぇゆうちゃん?」


これまでも一緒に墓参りに来たが、あの日からほとんど憂美とは話をしていない。


「ど、どうした!?」