「な…ん…でだ…ろ…うな……かれ…し…だから…かな」
その人物は今にも死にかけているのに憂美の方を向いて笑った。
「も……しかして……ゆう(由)ちゃん?」
「いま……は……ふく…だ」
死にかけている体なのに笑った。
「どうして……言ってくれなかったの?」
「も…う…おれの…こと…なんて…わすれ───」
「そんなことあるわけないでしょ!!どうしていつも……私を置いていくの?」
そこでもう一人の人物が自分のところに駆け寄ってきた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…