「だ…か…ら…まかせ…れ…な───」 呼吸もままならない状態なのに倒れている人物は必死に話していた。 「ご…め…んな…さ…き」 「え!?」 憂美はその人物に近寄る。 自分の本当の本当の名前を知っていた。 「どうして……私の名前を?」 今は話す時ではないのに話してしまう。