「何が起きてもゆうちゃん死んだら嫌だからね」 「なんで死ぬって分かるんだよ」 「だって、さっきのゆうちゃん怖かったから」 「そっか、それは悪かった」 憂美には自分の考えていることが全て見通されている気がした。 「ちょっとトイレかしてくれ」 「うん。部屋を出て右を真っ直ぐに行ったところ」 どうやら自分が思っている以上に緊張してるようだった。 護らなければと思うプレッシャーのせいか、優人は不安がつのるばかりだった。