自転車を漕ぎながら優人は携帯をみる。 時間は4時20分だった。 優人は自転車を走らせる。 だがある時に異変に気付く。 「あれ?憂美の家ってどこだ?」 憂美の家は知っていたが『緒方陽香』の家は知らなかった。 すぐに憂美に電話をする。 「もしもし。あのさぁ、お前の家分かんないんだけど……」 「え~?あははは。家も知らないで来ようとするなんて、ゆうちゃんはバカだなぁ」