「俺には憂美がいる」 優人は携帯を放り投げるとベッドにうつ伏せになった。 「恭介も、憂美も見つかった。後は優奈だけなんだよなぁ。佐野が優奈だったらみんな揃うのになぁ」 優人は少し本気に考えた。 本当にそうだったら、またあのメンバーで楽しく生活できるのにと思った。 「そろそろいくか」 優人は着ていた制服を脱ぎ着替える。 なるべく動きやすい格好に。