「俺が馬鹿だがら?そんなの分かってんだよ!!だたな、俺はいち早く憂美に気付いた。お前より早く気付いたんだよ!!」 優人は、震えた左足で踏ん張り振り向き際の福田に渾身の一撃をくらわした。 「お前に憂美の何がわかる?何が彼氏だ……自分の彼女に気付けもしないやつが言うんじゃねぇよ!!」 形勢逆転した優人はその場に倒れこんでいる恭介に言葉を吐きつけた。