「なんだよ、それ。ずっと俺たちを騙してたのかよ!?」 「騙してなんかいない。俺がこの体になったのは昨日からなんだ」 「そうかよ。ど~りで昨日はおかしかったはずだ。友人の名前は忘れる、自分の名前も忘れる。それに……『佐原』とか『小林』って昨日、行った所の苗字じゃねえかよ!!」 福田がもの凄い勢いで優人に迫る。