「ちょっとあんたたち聞いてんの?」 優人たちは美香の話を聞かず二人で話していた。 それをゆりに見つかったのだ。 「聞いてたよ、ちゃんと」 「あぁ、頭の先まで聞いてたぜ」 ───頭の先ってなんだよ。 「じゃあ、何で来れないのか分かる?」 「あ〜、それはその、あのあれだ」