「この体じゃ、思ったよりきついなぁ。すぐにバテちまう。……また鍛え直しだな」 昔の体に戻りたいと思う一方で、新しく挑戦できると思い気持ちが高ぶる優人だった。 午後からの授業は無く、2時30分には新入生は解散となった。 「ちょっと、お前ら待て」 帰ろうとした福田たちを優人はとめる。 「どうした?」