昨日、優人が見に行った時と同じだ。 自分も含め友達も彼女も消えた。 「それで?」 「それで……って。驚かないの?」 「驚かないよ。ここに来るまで驚きの連続だったからな。いっぱい泣いたし、いっぱい叫んだ。憂美の名前もな」 そう言うと優人は憂美の頭を撫でた。 「俺はそんなので怒らねぇし、お前が昔付き合っていたって構わねぇよ。今は俺の大好きな人だからな」