「ちょ、ちょっと優奈ってばそんなこと考えたの?怒るかと思ってたよ」 憂美は安堵の表情を見せたが、優奈本人はそうではなかった。 頭の中では混乱、心の奥深くのところでは裏切られた思いがあった。 「私の話はこれだけ。次は優奈の番だね」 だいたいの話の予想はついていた。 本当は絶交とか自殺なんて思っていない。