その結果、優奈の母親を自分のわがままで責めてしまった。 「心配しないでお母さん!私と憂美はここにいる」 「『えっ!!?』」 憂美と優奈の母親は同時に驚きの声をあげた。 「ちょっと、何言ってんのゆり」 「憂美!私はゆりなんかじゃない。『松原優奈』それが私の名前」 ゆりの目は本気だった。 「私は憂美なんかじゃ───」 「嘘つかないでよ!私たち友達でしょ?」