「今日はいい天気だねぇ~」 「うん、ちょっと暑いけどね」 唐突に話しだしたゆりに憂美は合わせる。 「ここの友達って何人いるの?」 「三人だけど、今日は二人に会うつもり」 「そっか」 途切れ途切れの会話だったが、どこか旧友と話している感じがした。 最初に憂美が訪れたのは『優奈』だった。