四階に上がったところで、上の矢印で屋上と書かれている紙を見つけた。 優人は力強く右の拳を握りしめ、屋上へと向かった。 屋上に向かう扉を開けると、涼しい風が優人の全身を通り抜けた。 「気持ちいいな……」 感じたままのことを言うと優人は緒方を探す。 周りを見ながら歩いていると、ちょこんと体育座りをしながら待っている女の子がいた。 近くに行って見てみると緒方だった。