さっきまで元気だったゆりが深刻な顔をする。 「お前が告白するわけでもないのに、何で緊張してんだよ」 「い、一応、友達だし。その、陽香と」 「よく分からんなぁ。女心は。なぁ優人?」 福田は優人に話を振る。 「俺は分かるけどなぁ。女心」 「な!?」 優人は昨日の朝の仕返しをしてやった。 「昨日のお返しってやつか?」