だが、そのトイレを行くのにドアを開けるとそこには、おぼんに乗った食べ物がラップに包まれた状態で置かれていた。 『早く帰ってきなさい』 と書かれた手紙を添えて。 「どこに帰るんだよ」 そう呟くと優人はありがたく、その食べ物をいただいた。 少し空腹になっていた優人だったが、食べ物は冷えていたが心の中は暖かくなっていった。 だが、一つだけ問題があった。