朝は混乱していて部屋を見る余裕はなかった。 改めて見てみると、オカルト、SF、空想科学そんな種類の本がたくさん並べてあった。 その中に‘輪廻’があった。 優人はその本を手に取り本を開ける。 開けた瞬間、本に挟まっていた一枚の紙が床に落ちた。 優人はそれを拾い上げる。 「これは……」 今、優人が経験したことがまとめられている紙だった。