「ママもパパはカッコいいからそこら変の女の人にとられちゃいそうで心配なのよ〜」





「ふ〜ん。じゃぁ2人で長野に行けばいよ!私もう高3だし一人暮らしくらいできるし」





「は〜るか18歳になるまでは家族みんなで暮らさなきゃだめってママいつもいってるじゃないの〜!」





「私、そろそろ18歳ですけど・・・。」




「あら、あと6ヶ月以上あるでしょー?」






「はぁ。

私、高校3年だよ?受験生だよ?行きたい大学だってあるから内申とかいろいろ今の高校で頑張ってきたのにさぁ。ママとパパの都合で全部パァにするつもり?!」





・・・・・






「春花、勝手だってことはわかってるんだ。けど、大学からはもう一緒に住むことはない。ママもさびしいんだ。
それに、内申は今の学校からそのまま春花の行きたい学校に移されるから大丈夫だと思うぞ。」




勝手だよなぁ…






「それなら、いいよ。」




仕方ない、2人のこんな顔みたらいやだなんていえないよ。
つくづく親に甘い私・・・




「いろいろ手続きとか編入試験とかあるんでしょ?
長野行くよ」






「ありがとう春花!」





「春花なら絶対大丈夫よ。パパに似て優秀だから」




一応、成績は優秀だと思う
多分パパの遺伝子を引き継いだおかげ、絶対にママではない



けどママは音楽センスだけは抜群
臨時の大学講師もしてるくらい



「ママ仕事どうするの?」




「心配いらないわぁ〜週に1回だけだもの新幹線で通うわぁ」



「そっか」




そこまでして一緒にいたいのね、