-玲央side-
さっき奥様から連絡があった。
『これからみんながあなたがいるところに集合する』と。
何があったんだ?
「玲央!」
奥様が走ってきた....?
走っているところを見るの初めてかもしれない....。
「奥様。何かあったのですか?」
「ユリさんが葵に電話したって。探さないでって。それは聞いたわね。」
「えぇ、あの後葵が電話してくれて概要だけは聞いたつもりです。」
「夏菜さんには言いづらかったから『探さないで』って言われたことは伝えなかったんだけど...。」
「そのほうがいいと思いますよ....。ユリに対しては人一倍の心配性ですから。じゃあもうそろそろ来ますかね。」
と言いつつもう人影は見えていた。
「莉依紗様。遅れて申し訳ございません。」
葵と吉崎が走ってきた。
「全く遅れてないわよ。」
「良かったです....。」
葵がここまで焦ってくるんだからユリのことを大事にしてるんだろう。
知り合いだし、ユリたちほどじゃないけど幼なじみだからよくわかる。
「美穂がユリを助けるってどういうことでしょう?」
「それは待って。あと少しで....。あっ。来たわ。」
夏菜と梶原が来た。
ヘリで登場。
あれ?
夏菜って高所恐怖症じゃなかったっけ?
「遅れて申し訳ございません。」
「大丈夫よ。それにしても....。ヘリで来たってことはここから15分は離れたところにいたのね。」
「えぇ。よくお分かりで。」
夏菜は驚いたような顔をしていた。
俺と梶原と吉崎は無表情。
学園内において目的地から15分以内の場所ではヘリの使用が基本認められていないことを夏菜は知らなかったんだな。
さっき奥様から連絡があった。
『これからみんながあなたがいるところに集合する』と。
何があったんだ?
「玲央!」
奥様が走ってきた....?
走っているところを見るの初めてかもしれない....。
「奥様。何かあったのですか?」
「ユリさんが葵に電話したって。探さないでって。それは聞いたわね。」
「えぇ、あの後葵が電話してくれて概要だけは聞いたつもりです。」
「夏菜さんには言いづらかったから『探さないで』って言われたことは伝えなかったんだけど...。」
「そのほうがいいと思いますよ....。ユリに対しては人一倍の心配性ですから。じゃあもうそろそろ来ますかね。」
と言いつつもう人影は見えていた。
「莉依紗様。遅れて申し訳ございません。」
葵と吉崎が走ってきた。
「全く遅れてないわよ。」
「良かったです....。」
葵がここまで焦ってくるんだからユリのことを大事にしてるんだろう。
知り合いだし、ユリたちほどじゃないけど幼なじみだからよくわかる。
「美穂がユリを助けるってどういうことでしょう?」
「それは待って。あと少しで....。あっ。来たわ。」
夏菜と梶原が来た。
ヘリで登場。
あれ?
夏菜って高所恐怖症じゃなかったっけ?
「遅れて申し訳ございません。」
「大丈夫よ。それにしても....。ヘリで来たってことはここから15分は離れたところにいたのね。」
「えぇ。よくお分かりで。」
夏菜は驚いたような顔をしていた。
俺と梶原と吉崎は無表情。
学園内において目的地から15分以内の場所ではヘリの使用が基本認められていないことを夏菜は知らなかったんだな。

