今日はクリスマス。


恋人たちの楽しみの日でもある。


今日は校内の最北端にある教会に生徒のみならず一般人たちも自由参加で集まり、祈りを捧げるという裃伝統の行事が行われる。





「ウッ………。」


喉……が…い…たい。





だんだん思い出してきた。


「あっ。」


私は無理矢理起きようとしたけど体は言うことを聞かず、そのまま寝そべった。


「ここどこよ....。」


私は火の中にいて..。


じゃあ、ここは天国?


あれだったら確実に死ぬよね....。


試しに床を叩いてみた。


「いった....」


コンクリートだったみたいで....。


めちゃめちゃ痛い。


じゃあここはどこか....。



ん?



待てよ。


私生きてるの!?



なんで??