「みお、付き合うのとか初めてで、なんもわかんなくて。 でも、嫌われたくないって気持ちだけでがんばってきたの。 なのに、 今日、圭介に会いに行ったら隣にすごく綺麗な人がたってて、 『実は、こっちが本命。ばいばい』って言っていなくなっちゃった。失恋しちゃった。」 そう寂しそうに目をうるうるさせながら彼女は言った。 俺はなんかいままででのおんなに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。