「ハァハァ」 荒い息をだしながら俺は昔家族で来た・・・ 最初で最後の思いでの場所に来ていた。 静かに目を閉じ 静かな夜の中に 深く深くのめり込む・・・ 最後にふと「ある人」の顔が頭をよぎった・・・ 「今からそっちへ行くよ」 こんなに夜空が寂しく悲しいなんてあの時は思わなかった。 あれは夏休みが終わる前の日・・・