行きつけだった市立病院…に着いた。 薄みどりの床に、真っ白な壁。 補助器具をつかって廊下を歩く患者。 …そして薬の臭いがぷんぷんする。 俺と大空はふつうに今まで通り空間を察知できるけど、 俺らはまわりからは見えていないんだ。 廊下を歩く人達は俺のことをすり抜けていく… 鳥肌がたった… いや、さっきからたちまくりだけど 「りーずむ。…りーずむ!!」 「あ、ああ、ごめん」