「演劇部………です。」

=============
「へーぇ演劇部……」

って…演劇?!
あの活動してるのかわかんない
部活なの?!


やっぱり斎藤くんは地味っ…

でも………

=============


うわ…なにこの沈黙…


だから言いたくなかったのに…



どーせ「うわ斎藤くんって
根暗ぁ〜」とか言われるんだろ……





「演劇かぁー」


……?


「演劇って主になにしてんの?」


あれ…意外と食いついて……


「えっと……主に劇…やるかな……」

「そうなんだ!いやー実は私も演劇
入りたいな〜って思っててさ!
でも私演技下手だし…
今迷ってるから部活入ってないんだ」





へぇ…意外だな。
森月さんって劇とか嫌いそうだと
思ったんだけど。


「演技下手でも大丈夫だよ!
俺が一応部長だけどさ、
演技指導くらいはするよ?」



今俺恥ずかしいこと言ったな……


これで断られたらどうしよ……



「えっ?本当!?
じゃあ1度体験しよっかな♪」


なんてにっこり笑顔で言われた。




クる…笑顔がクるよ…森月さん…!


「うん。そうした方がいいよ。」




なんて他愛ない話したら
ゾロゾロと人がきた。


チッ……もう少し森月さんとの
時間ほしかったのに。



=============