君と。



朝私を呼び出したのは、
後藤雅英くん。


中学ではかなりモテてたらしい。

後藤くんの後ろについていくと、いきなり振り向かれてキスされた。

ううん。
キスはしてない。
私が避けたから、右の頬に唇が触れた。



「キス、嫌なんだ」

「いっいきなりするからっ…なんなの!?」

「俺、キス拒否られた事ないからちょっとショック」

「え??」

「俺と付き合ってよ」

突然の話に、私は驚いた。

「え??えとごめんねっ」
「試しでいいからさ、付き合ってよ」

試しで付き合うとかあり得ないんだけどっ
何を言ってるんだろうか、この人は。

「無理です。ごめんなさい」


私はペコリと頭を下げてその場を去った。