君と。


「おはよう」

「あ、早いんだね。おはよう」

私は神谷くんの斜め後ろの自分の席に座り、またチラチラと神谷くんのほうを見てしまった。

教室でふたりきりなんて、緊張しまくりじゃん…

あ、今まで気づかなかったけど横顔綺麗…。
髪の毛ちょっと伸びたなあ。
微かに香ってくる神谷くんの匂い。
心地いい。

神谷くんは…
好きな人、いるのかな??


…って私なんでこんなこと…。


その時、見慣れない男子が教室の入り口から顔を出した。


きっと、神谷くんの友達だろう。

こちらと男子が目が合うと、
「ちょっと来て」
と、手招きしている。


「あ、私!?」

「うん、来て」

私は慌ててその男子の方へ向かった。

「あっちいこう」

私は男子についていった。