季節は初夏になり、制服も半袖になった頃。 私はできるだけ早い時間に家を出るようになった。 暑い通学路を少しでも日が照らないうちに歩きたかったから。 学校に着いて、教室に行くと、神谷くん一人だけがなにやら宿題をせかせかとやっていた。