ねぇ、愛して。



「遅刻ですよ、木村直輝さん。」

えっ??

木村直輝・・・
まさか嘘だよ。

そう思って後ろを振り返った。

「あ…」
私は言葉を失った。

「遅れてすいません。」

そう言いながらこっちに向かってくる。
そこらへんの女子が、
「直輝君おはよー」っとみんなが
キャーキャーゆってる。

ガラッ隣の席に座った。

嘘、嘘でしょ。

私がずっと好きだった直輝君が隣にいるなんて。

信じらんないっっ

「おはよ、これからよろしく。」

びくっ

「あ、おはようございます。
 ょ、よろしくお願いします。」

ちょっとあやふやの言葉だったけど
直輝君と喋った?。

どうしようびっくりしすぎて気持ちが整理できない。