「…なんでまだ兄貴たちおるん?」





「気にせんでええよー。」





ドカッ





「いっでぇーーーー!!」





悠兄の足を思いっきり蹴った。
もちろん、手加減なしで。





「ならえり、下で待っとくからな。」



「わかったー。」



慶兄はすぐに出ていったけどな…




「なんで…なんで慶斗だけ無事やねん…。なんで俺だけ…。」





うちの足元でうずくまっている悠兄。
いや…ただの変態や…。

まぁ、見ての通り、うちの蹴りは悠兄に直撃!