小さな家の縁側には目を閉じたまま座っている男の人がいた。



ここからは横顔しか見えないがとても綺麗な容姿だ。



男の人に興味を持った私は少しづつ縁側に歩み寄った。



「誰か・・・いるのか?」



男の人の低い声が私の脳内に響いた。



知らない間に足音をたてていたようだ。



「ごめんなさい・・・あまりに綺麗で・・・」



私は素直に男の人に謝った。



男の人とは目が会わない・・・