その次の日も
早退した。

何にもする気がなくなった
そんなに好きだったのかと
今思えばバカらしいけど

「愛大丈夫か?」
「元気ないよ?」
「うちらがいるよ?」
友達はみんな
やさしい。

だからすぐに甘えてしまう。
甘えてばっかり。

あんは
ずっと応援して
くれてたから
1番残念がってた。
でも私がわけを話すと
「え?それなんでもっと早く言わないわけ??お父さんサイテーだね!」
と、一緒にののしって
元気付けてくれた。

美々は
一緒に泣いてくれた。
「私のせいで…」
と、自分を責めてた。
私はそんな美々を
見ているほうが
つらくなると
言ったけど
美々はなかなか
分かってくれなかった。

お父さんのせいなのに。