離任式の日

100%みんなに
会える日
100%…
会いたくなくても
会う日……

マサに話しかけよう。
私は
そう決めた。
なんとなく
今話さなければ
いけない気がして。

机を運んでいる時
「重い~。」
私はマサの近くに行って
「何で1年の机をうちらが
運ぶの~~??」
って言ってみた。
「がんばれ~。」
って笑顔で
返してくれた。

なんかそれだけで
顔赤いし
心臓うるさいし。

私……
どうしたんだよ!

マジ最低…



放課後
私は部活で
マサは
南校舎の2階で
掲示物
張り替えてた。

私は南校舎の
3階で合奏してて
昼休みに
何気なく
見たら
マサが居て…

マサの隣に
いたのは
マサと仲がいい
麗だった。
麗は笑顔が素敵な
男の子。
菩薩のように
優しい。

「麗好きだよ嘘~。」
私はふざけて
麗に言ってみた。
前喧嘩してた
文(あや)とは
今とは仲よしで
「愛最低~(笑)」
って文に言われちゃった。
マサは少しおいて、
「俺は?」
って言った。
事情を知ってる
友人2人を含め
私達は
「………。」