今日は早めに学校に行って
調理実習を終えて
マサのクラスに行った。
マサがクラスに戻ってきた。
その瞬間、
マサから目を離した。


自分で顔が赤くなってるのが
すぐに分かった。
マサを見るといつもこうだ。
顔が赤くなって
まともじゃいられなくなる。
それは
まだ未だに
マサのことを
忘れられないから。
自分で分かってる。
諦められない。
諦める事より
好きになってもらう事を
私はいつも願ってた。

願ってるだけじゃ
叶わないのも分かってた。
だからこそ私は
辛かったんだと思う。

辛いからって
逃げてたんだと想う。

帰りの会のとき
そんなことを考えながら
ふと廊下を見た。
マサがこっちを見ながら
歩いていた。
顔がすぐに赤くなる。
赤くなって
恥ずかしくて
マサから目が
離せなくなる。
病気だ。

部活帰り
歩いているマサを見た。
マサと私は通学路が同じ。
付き合ってるときは、
私の家の前で
別れて帰っていた。
今マサは私の家の前を通る
でも隣に居るのは
私じゃないんだ。
これからもずっと
私じゃないんだ。
それが叶わなくて
いつも泣きそうになる。
もう叶わないと
諦めるのか
叶うまで
願い続けるのか
私には答えが出せなかった。

答えを出すのが
怖いのかもしれない。

弱虫だから
叶わないのかも知れない。

分からないけど
今なら素直に言える。
マサが好き。
これからもずっと。