初めての事件が起きたのは、友達が彼の爆弾発言を私に報告した事から始まった。
「脱げって言ったの?」
私は聞いた。
「言ってないよ!言うわけないでしょ?」
彼は言った。
私は正直、信じる余裕が無かった。
彼氏はすねて男子トイレに入って男友達にグチっていた。。
私はそれを聞いて、もっと何か説明してくれればよかったのにと思ってた。
事件はこうだ。
掃除の時間、彼が同じ掃除場所の女子に「脱げ」って言った。
その女子は私が前から目をつけてた、正人と必要以上に親しい女子だった。
私はそんな浮気の要素しかない事件で、どうやったら彼を信じれただろう?
結局私は怒って自分のクラスに帰ってしまった。
そのあと、正人の隣の席の女子が私のところに来た。
隣の席の女子は湊(みなと)って言って、私の良き理解者だ。
いつも相談っつーと湊にしてた。
私ヮ湊が大好きだ。(友情です)
「別れたの?」
そう聞かれた時、時間が止まって、私の周りだけ音が消えた気がした。
それぐらいショックな言葉だった。
「正人が・・・そう言ったの?」
私はやっとそれだけ言った。
「別れたとは言ってないけど、もう新しい恋人探すしかないかって・・・・。」
彼女は少し寂しそうに私を見て言った。
私の目から涙が出た。
止まらなかった。
「そ・・・そんな・・・の・・・嫌・・・だよ・・・」
途切れ途切れに気持ちを伝えた。
「マサ呼んでくるから、とにかくゆっくり話し合ったほうがいいよ。」
彼女の手が私から離れて、すぐに彼が私の前に居た。