あたしだけの執事さま~お嬢様は鬼畜な執事がお好き~

「あたしが…一條のお嬢様…まさか、そんな……だって…え?」


信じられなくて固まったあたしに、久坂さんが満面の笑顔を向ける。


「はい。お嬢様。本当にございます。さぁ。旦那様や奥様が一條でお待ちしております。直ぐに準備を…。」


旦那様や奥様って…。

あの…。


もしかして?


「はい。かりんお嬢様のご両親ですよ。」





「やっやっぱり~~」


本当のお父さんとお母さん…かぁ。


うーん。


ちょっと微妙だし。


会いたい様な…だなぁ。