「わっ!!」「お!っと……」 「ごめんなさい!わたしの不注い……」 言いながら顔を上げると、同じクラスの男の子だった。 「おお〜、菜々ちゃん!! ごめんね〜大丈夫だった??」 すっごい笑顔で謝られてしまった。 え〜っと〜……誰だっけ? 名前が…名前が思いだせない。 とりあえず…… 「大丈夫ですっ!ごめんなさいっ!!」 逃げた。