「……………え?」 いつも無表情で、どちらかというと無口な秋山くんが……… しゃっ…喋ってる!!!! それもたくさん!! なんだか珍しいものでも見たような気持ちで秋山くんを下から覗き込む。 「いや……あの、喋ってたら雷の音も気にならないかと思って」 わたしの為に喋ってくれてるんだとわかり、なんだか胸が温かくなった。 「あっありがとう!す……すごいね!物知りなんだあ……」 何て言ったらいいかわからなくて、噛んでしまった。 「ぷっ…………くくっ」