しかし、俺の気を知らずイケメン君はさわやかにほほ笑んだ

「良かった。じゃあ、わた・・・俺入学式あるから、じゃあね!!」

「あ、まっ・・・」

行っちゃったか

俺、何悲しんでんの!?

相手は男だぞ!?

・・・もしかして、俺って

「う、嘘だろぉぉぉぉおおお!?!?」

周りにいた人がびっくりしてこっちを見たが、そんなのを気にする暇などない!!

俺は女が好き俺は女が好き俺は女が好き俺は女が好き俺は女が好き

・・・思えば、さっき私って言いかけてた気がするけど

名前、聞いとけば良かった

もう、バスも行ったよな・・・歩くか

仕方なく、トボトボと歩いて学校に行った








「・・・あんの野郎」

親父に聞いた俺が馬鹿だった!!

学校、すぐそこじゃねぇか!!

ある意味、ナンパ野郎とイケメン君に感謝するわ