「俺も、どうせならもっとかわいくて、巨乳で、スタイル抜群の幼なじみがいればなぁ。」





そう。彼は私の幼なじみ。





「じゃあ、私なんかに構わないで、もっと違う子と話せばいいのに。」





「……お前、俺がいないと寂しいだろうからな。優しいよなー、俺って。」





達也はきっとモテると思う。





私なんかの幼なじみにしておくには申し訳ないくらいカッコいいし、人柄も文句はない。





それでも、私の知る限りだけど達也に彼女がいたことはないし、他の女の子に優しくしているところは見たことがない。





……本当に何なんだろう。





「ねぇ、達也って彼女とかいないの?」





「はぁ?いねぇって。いたら、お前と帰ってねぇし。それにそういうの面倒くせぇだろ?」





「ふーん、そっか……」