優しい涙

僕が抵抗しないと判断したのか、大きな男と警備員達はスタンガンを下ろした。


「ごめんね…A7…」

僕はこっそり後ろを
振り返り、A7にだけ聞こえるように言った。


A7は関係なかったのに。


結果的に巻き込んでしまった。


僕が役立たずで弱虫だったせいで。

A7にお別れなんかしないで、さっさと出て行けばよかったんだ。

A7にひと目会ってから…なんて甘さがこの始末だ。


「ごめん…ごめんなさい……」