優しい涙

僕はこめかみを押さえて、完全に座り込んだ。


ジジ…ジジ…、ジ…

ジジジジジジジ……


おびえ出したA7が激しく首を左右にふり出した。

ガタガタと全身が砕けるほどの勢いで震えている。


僕はこめかみをさすりながら、這うようにしてA7に近寄り

「大丈夫だよ。この音はサイレンって言うんだ。すぐにやむから」

A7の震えを抑えるように抱きしめてやった。