優しい涙

寂しい…

僕も同じだ。

でも、これは仕方のないことなんだ。

僕にはそうすることしか出来ない。

みんなに迷惑をかける役立たずでも、自分の感情を少しも言えない弱虫でも、やっと出来ることを見つけたんだから。


僕は気を取り直し、A7に言った。


「じっとしている間はA7や藤波様のことを考えることにする。

黙っているだけなら記憶機能に障害はないだろうし…


そしたら、少しは寂しくないかも…


A7と藤波様のことは、絶対…忘れない……」


言い終わって、すぐに僕は勢いよく立ち上がった。

もう、うまく言葉が出てこない。


早く…行かなくちゃ…


泣いてしまいそうだ。