「そうなんですか」
なにかすごく残念そうに美和ちゃんは言った。
そしていきなりあたしの腕を引っ張ってろうかに連れていかれたんだ。
「な・・・なに?!」
「あたし、颯くんに一目ぼれしたの。あなたから颯くん奪ってあげるから覚悟してなさいよ」
真剣な表情であたしは言われてしまい、なにも言い返せなかった。
「はあ・・・」
「美羽☆どうしたの??」
瑠奈はあたしに心配して聞いてきてくれた。
あたしは全部瑠奈に話した。
「なにそれ!!!許せない!いい顔して悪魔じゃないの!!」
「瑠奈・・・落ち着いて!」
「落ち着いてなんかいられないわよ」
「いいの。あたし何も言えなかったの」
「そうなの?!あのねえ美羽。あんた彼女としてなにも言えないんじゃしょうがないじゃないの!今から、あの美和ってやつに言ってきなさいよ」
「え・・・?」
たしかにあたしは彼女として何も言えなかったのは事実だ。
だけど、あたしから言って変わることなの?
人に言われて気持ちなんか変えられないよ・・・

