「颯、でも瑠奈が好きなんじゃ・・・」
「それは嘘。お前のこといろいろ知りたくて
瑠奈にいろいろ協力してもらってただけ」
「そうだったんだ・・・」
「さっき、瑠奈と話してたらお前がいきなり
走って行っちゃって心配で・・・・」
「うん・・・ごめんね」
「気にすんなって!!でもこれからは俺から離れんなよ?」
嘘みたい。
失恋したとおもっていたのに・・・
大好きな人と結ばれるなんて・・・
あたしはそのあと嬉しすぎてずっと
颯の腕の中で泣いていた。
何時間も何時間も。
気づけば外も暗くてみんな学校からいなくなっていた。
「美羽、もう平気か?無理すんなよ?」
「うん、ありがと」
「もう遅いし、帰るか?」
「そうだね」
帰る途中あたしたちはずっと手を繋いでいた。
ときどき颯が手を強く握ったりして
なにを思っているのかなと思ったりしていて
結局一言も話さずただただ手を繋いで帰った。
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颯からだった。
【今日はごめんな。でもこれからは泣かせないから】
あたしも強くなろう。
そうおもった。
あたしはこれから先ずっと颯と幸せになるのだとばかり思っていた。

