叶わない恋


そう言ったあとあたしは颯の病室へ急いだ。

「颯!!」

呼んでも返事が返ってこないことはわかっている。
だけど今は颯がどこかに行ってしまいそうで
名前を呼んでいないとだめな気がしたんだ。

何時間たっても颯の意識は戻らなかった。
そんな颯にあたしはずっと話しかけていた。

「あたしね、新学期に颯にあったときにね一目惚れしたんだよ~」

「あたしね、颯の無邪気な笑顔がだいすきなの」

「あたしね、颯の彼女になりたいな~/////」

「あたしね、颯がだいすきなの!!」

「颯、またあたしのこと迎えに来てね」

あたしね、あたしね、もう何回言っただろう。
たぶん2日間位それをずっと繰り返していたんだ。

颯の手をずっと握りながら。